
人工関節の置換術を受けて半年以上が経過しているのですが、痛みがなかなか取れません。どういう状態でしょうか?

「人工関節置換術後の遺残疼痛」と呼ばれる状態です。
レントゲンなどでわかるような明確な原因が存在しないのに、人工関節置換術をした後に強い痛みが長期に出てしまう人が15%ほどいると報告されています。

人工関節の手術した人のうち、どれくらいの割合で長期に痛みが残りますか?

40%の人に何らかの痛みが残っていたと報告されています。また15%は非常に強い痛みだったと報告されています。また同じ報告では股関節の人工関節置換術では痛みが残っていた人は6%台と、膝に比べて少なかったと報告されています。
一般的に、20%から30%の人に痛みが残ってしまうと言う報告があります。

人工関節の手術をした後に痛みが続いています。いつになったら痛みが取れますか?

半分以上の方は1年以内に痛みが落ち着きますが、4割の人が術後3年から4年経過しても痛みがあったとされていて、数年単位で続く可能性があります。



コメント